慶龍寺は1618年の創建。本尊『子育出世正観世音菩薩』は807年、京都・東寺において小児の成長安全を祈願し、弘法大師が彫ったと伝えられる。
徳川家康が深くこの本尊を信仰して天下をとったことから、「出世」の尊称が加わり、「子育出世観音」と崇められるようになった。
現在では、本尊の御霊験は関東一円へと広がり、子供を観音様に7歳まであずけ、仏と縁を結んで見守ってもらう「資子(とりこ)祈願」、子供の健やかな成長を願う「虫封じ祈願」など、年間に何万人もの人々が慶龍寺を訪れている。
元旦は大護摩をたいて初祈願が行われる。