1号建物(第19号建物跡)
寄棟・目板打ち厚板流れ葺
遺跡中央部のⅢ期建物の中でもっとも面積が狭い。外周柱穴列を屋根支柱と推定して、校倉で復元した。屋根は校倉建物に多い寄棟としてある。
2号建物(第18号建物跡)
寄棟・茅葺
本遺跡で最大級のⅢ期の建物。古代の文献により、群衙において中心的な巨大な正倉は法倉と呼ばれ、土壁構造が多かったと推定されることから、土倉で復元した。屋根は本遺跡の瓦出土量が少なく、瓦葺建物は考えにくいので、茅葺にした。
3号建物(第33号建物跡)
切妻・槫板葺
2号建物とともに本遺跡で最大級のⅢ期の建物。本建物では側柱穴に2本の柱痕跡が見つかった。これは、1本は床上まで伸びて桁・梁を支える通し柱、もう1本は床を支える添束(柱)と考えられるため、橋のあいだに板壁を落とし込む板倉で復元した。
名称 | 平沢官衙遺跡 | フリガナ | ヒラサワカンガイセキ |
住所 | 茨城県つくば市平沢353他 |